【株用語】イナゴ投資とは?イナゴタワーで儲かるやり方教えます

【株用語】イナゴ投資とは?イナゴタワーで儲かるやり方教えます

「イナゴ投資」をご存じでしょうか?

知っている方なら

あぁ、もうイナゴ投資には懲りたのでやらないよ。

イナゴって初心者が陥る株式投資の罠だよね。

と、一度はイナゴ投資に懲りた経験があるかもしれないです。

でも、目線を変えて、イナゴタワーに群がって上手にイナゴする方法があるので紹介したいと思います。正直に言えば教えたくないです、こっそりと実践してもらえればと思います。

株用語イナゴとは?イナゴタワーって何?

株用語で「イナゴ」とは?

株式投資をしている方は「イナゴ」という株用語を一度は耳にしたことがあると思います。

良い材料が出て株価上昇が見込まれる銘柄などに飛びついて、短期売買を繰り返す投資家を「イナゴ投資家」なんていう風に呼びます。

なぜイナゴなのかといえば、昆虫のイナゴが食べごろの稲穂に一斉に群がり食い尽くしてはまた別の稲穂に群がり…という様子に似ているからだそうです。

実際に好決算だったり良い情報が出ると株価が急騰しますよね。「この株は買いだ!」と個人投資家が一斉に買うからこそ株価の急騰が起こります。

イナゴタワーとは何なのか

ではイナゴタワーとは何なのかといえば、読んで字のごとくイナゴ投資家によって作られたタワーです。短期間で急騰し、急落する株価チャートを見るとまるでタワーのように見えることからこのように名付けられたようです。

コイケjr.

えっ、急騰するのは良いとして…その後は急落するの?

そうなんです、イナゴ投資銘柄の特徴はただ急騰するだけでなく、急落します。なので安易に飛びつくのは大変危険です。個人的に私はイナゴ投資はおすすめしていません。この記事のタイトルはイナゴ投資をおすすめしているようにとれますが…それは後で紹介する条件でのみ実践してください。普通のイナゴ投資はうまくやらないと単なる高値掴みになってしまいます。

では、実際にイナゴタワーが作られたイナゴ投資銘柄のチャートを見てみましょう。

イナゴ投資銘柄のチャート

イナゴ銘柄短期型

イナゴタワー

こういう銘柄は非常に多いです。一瞬吹き上がって元に戻る、いや元値以上に下がっていますね。急騰していた期間はわずか10日程度です。明らかに一部の大口投資家が釣り上げたような…そんな形をしていますね。期間が短すぎて、急騰に飛びついた人は売り抜くことすら厳しい状態だったのではないかと推察します。

イナゴ銘柄中期型

イナゴタワー2

先ほどの銘柄は急に一瞬上がって一瞬のうちに元に戻っているのでタワーというのにふさわしい形状でしたがこちらはどうでしょう。ジワジワと上がっていますが、やはり最終的にはほぼ元値に戻っています。この銘柄は先ほどの銘柄よりも長い期間(2~3か月程度)に渡って上げています。ですので、この2~3か月のうちにうまく波に乗れたとしたらイナゴ投資成功ですが、仮に急騰に飛びついて現時点まで保有していたとしたら皆含み損を抱えていますね。

イナゴ銘柄長期型

イナゴタワー

そもそも長期的に上がっていたらそれはもはやイナゴ銘柄じゃないのですが、右肩上がりの末に暴落した銘柄をご紹介します。まだ上場したばかりの会社で、上場した時点からジワジワと右肩上がりですね。そして5月に急騰。高値からは暴落してしまったものの、まだ25日線上にあるので他のイナゴ銘柄とは違い、この先もまだ期待値は未知数といったところでしょうか。

イナゴ投資はおすすめしないとは言ったものの、このように長期的にジワジワと上がる銘柄ならおすすめできます。とはいえ、部分的に見ると2つ目の銘柄と上がり方は変わらないので、この見極めが難しいところです。

とにかく高値でとびつくのは急落リスクもあるため、急騰銘柄は移動平均線まで急落するのを待ち、その後どのような値動きをするのかで判断するのが良いでしょう。

イナゴタワーで儲かるやり方

ここまで紹介してきた銘柄を見ると、イナゴ銘柄には急落がつきものなのがよくわかりますね。

じゃあイナゴタワーに飛びつくやり方は危険なのでは?と思うかもしれません。

ここでは、危険ではない株イナゴのやり方を紹介したいと思います。

ただ、初めに断っておきますが…このやり方は何かの銘柄を選ぶわけではなく日経平均株価CFDを利用します。なぜ日経平均株価なのかといえば、「日経平均株価なら日々の機関投資家の売買状況がわかるから」です!

機関投資家の先物手口を見てイナゴする

株価を動かしているのは投資家ですが、個人投資家の影響力は微々たるもので、結局は大口の機関投資家に左右されています。であれば、機関投資家と同じような動きをすれば勝率が上がりますよね。イナゴタワーで儲かるやり方というのは、機関投資家にイナゴするということです!

コイケjr.

でも、機関投資家が買った後に買うんじゃ遅いんじゃないの?

機関投資家は莫大な資金を動かしているので、我々個人投資家のように1日や2日で投資方針を変えるような超短期売買はせず、悪材料等がでない限り市場のトレンドをフォローしていくことが多いです。もちろん短期売買を繰り返すヘッジファンドも多数ありますので…確かにイナゴといっても一筋縄ではいきませんね。

日経平均先物(日経225先物):日経225先物手口 | 投資の森 (nikkeiyosoku.com)

こちらのサイトで、機関投資家の日々の先物手口がまとめられています。売り買い差し引きがプラスであれば買い越し(トータル買いが多い)、マイナスであれば売り越し(トータル売りが多い)です。

全員投資方針が同じではないので何を読み取れば?と戸惑うと思いますが、ここでは極端な変化がないかをチェックします。上昇トレンドで急にまとまった売りがあった時などは翌日の値動きに警戒が必要となります。

特に注目すべき機関投資家

たくさんの会社がありますが、個人的にはゴールドマンサックスとABNアムロという機関投資家の動きを注視しておくと良いと思います。

こちらはみんかぶサイトより引用した過去の先物手口と日経平均株価の値動きです。結構前(2020年)のもので恐縮ですが、右肩上がりだった日経平均株価はこの後、短期的にではありますが下げに転じています。

あれ?なんでゴールドマンこんなに売っているんだ?という日の夜間に売りポジションを持った結果、以下のように一旦の天井での売りに成功しました。

日経平均CFDならその日の先物手口が出る夕方時点でも取引ができるので、手口が出たもののまだ下げに転じてないうちにポジションをとれるのでおすすめです。

まとめ

株のイナゴ投資についてお分かりいただけたでしょうか。急騰した銘柄に飛びつくのは危険ですが、長いものには巻かれろの精神で大口の真似をするこの方法はおすすめです。日々の先物手口をチェックして、影響力の大きな機関投資家のポジションに急な変化があったときのみ参戦すると良いでしょう。チャンスは意外と少ないので見逃さないよう気を付けながら挑戦してみてください。