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GPIFとは
GPIF(ジーピーアイエフ)とは年金積立金管理運用独立行政法人のことです。
日本の公的年金のうち厚生年金と国民年金の管理・運用をしており2022年現在192兆円もの資産を運用しています。その規模から世界最大級の機関投資家と言われており、株式市場への影響力も大きいことから「クジラ」とも呼ばれ、他の機関投資家の運用方針を左右する等、その動向が注目されています。
コイケ
累積収益はこの表の通り約100兆円となっています。比較的低リスクで安定収入を目的とした運用を目指しているため年率にするとそこまで高くはないのですが、上手に運用してもらって少子高齢化に伴う年金不足問題が解消してくれれば良いですよね。
2022年3月末現在のGPIFの保有銘柄上位一覧
これだけ影響力が大きいため、GPIFが保有している銘柄がわかれば真似をして投資したいと思う方も多いでしょう。GPIFの保有銘柄上位銘柄を載せておきます。
国内株式GPIF保有銘柄上位25銘柄一覧
2022年3月末時点のものが最新で公開されているデータでした。表の通りですが1位はトヨタ自動車、2位ソニーグループ、3位キーエンス、4位三菱UFJフィナンシャル・グループ、5位東京エレクトロン、6位リクルートホールディングス、7位日本電信電話、8位信越化学工業、9位任天堂、10位三菱商事となっています。
やはり有名企業がズラリと並んでいます、当然ですが日経平均の寄与度ランキングとはまた違ったランキングになっています。是非投資の際の参考にしていただければと思います。
外国株式GPIF保有銘柄上位25銘柄一覧
外国株式のGPIF保有銘柄一覧も載せておきます。こちらは全てアルファベット表記で少し読みにくいかもしれません。1位アップル、2位マイクロソフト、3位アマゾン、4位アルファベットA、5位テスラ、6位アルファベットC、7位エヌビディア、8位台湾セミコンダクター、9位メタプラットフォームズ、10位ユナイテッドヘルスグループです。
外国とはいえ、上位を米国株が多数占めています。ちなみにアルファベット社はグーグルの親会社で、アルファベットAは議決権あり、アルファベットCは議決権なしなんだそうです。
GPIF保有銘柄のインデックス投資信託
上位の保有銘柄を組み合わせて分散投資すれば年金と同じようなリターンも狙えますし、GPIFが買っているという安心感もありますよね。GPIFと似たような値動きを目指す投資信託はないかと調べたところありました。
iFree年金バランス
iFree年金バランスという投資信託はGPIFの基本ポートフォリオに近づけることを目標とした大和アセットマネジメントによる投資信託です。GPIFと同じような運用をしたいという方にはおすすめの投資信託ですが…
ただ、GPIFというのは株式だけを運用しているわけではなく以下のように国内外債券50%、国内外株式50%をバランス良く運用しています。
この投資信託も国内外債券50%、国内外株式50%となるように設定されています。GPIFが運用している株式の銘柄のみを真似して投資しているわけではなく債券への投資も含まれるのでご注意ください。
単元未満株を利用したインデックス投資
いや、GPIFが保有している上位株式銘柄だけを真似して投資したいんだ、という方は単純に真似をして同じ上位銘柄を買えばいいわけなんですが、キーエンスなどの値がさ株は100株でも5~600万円資金が必要になってしまうので資金がないと難しいですよね。
1株から購入できる単元未満株を利用すれば少額でもGPIF保有銘柄インデックス投資が可能になりますよ。
ちなみに単元未満株の購入であれば、買付手数料無料のマネックス証券が圧倒的に有利です。下記はマネックス証券のサイトより引用したものですが、主要他社と比べても手数料面で有利なことがお分かりいただけると思います。
詳細はこちらの公式サイトでご覧ください
GPIF保有銘柄のインデックス投資よりも好成績が狙える方法
こうして見てみると、リスクをあまりとれないこともあり、GPIFの成績はそこまでずば抜けて良いわけではないですよね。他にほったらかしでGPIFみたいな安定収入が得られる投資方法はないのかな、とお探しの方にはロボアドバイザーをお勧めします。
ロボアドバイザーとは何なのか簡単に説明すると、投資信託のようにおまかせで資産運用をしてくれるのですがAIがその時の市況に合わせて定期的に資産構成を変えてくれるというものです。スマホと本人確認書類さえあれば郵送不要で簡単に口座開設できます。
ちなみに私はFOLIO ROBO PROというロボアドバイザーを利用しています。運用実績はこちらで公開しています。
2022年は米国株が利上げにより右肩下がりとなって乱高下の激しい年となってしまいましたが、それでも私が利用しているFOLIO ROBO PROというロボアドバイザーはほったらかしでそれなりの成績を出しているので、皆これで運用すればいいのになぁ、あまり知られてないのかな、と思っているところです。気になった方は是非ロボアドバイザーについての上記記事も覗いてみてください。