デイトレは甘くない!株退場者続出の理由

デイトレは甘くない!株退場者続出の理由

株式投資のデイトレードって、

一日パソコンとにらめっこしてれば儲かるなんて憧れる~

大学生とか主婦も簡単にお小遣い稼いでるんでしょ?

それなりに勉強したら自分にもできそうじゃない?

と、前向きなイメージを持っている方は多いと思うのですが、もし、あなたがこれから始めようと思っているのならデイトレはやめたほうがいいです。なぜか?その理由を説明したいと思います。

デイトレは甘くない!その理由とは?

これからデイトレを始めようと思っていたり、既にデイトレードを始めて軌道に乗せようと思っていた方には、水を差すようで申し訳ないのですが、そんな方にこそ読んでいただきたいです。

というのも、「デイトレは甘くない」ということは経験して初めて痛感するものなので、私が経験者として実体験を語ることで、できる限り私のような失敗をする方が少なくなれば良いなと思っているからです。

費やした時間がお金に代わるとは限らず、お金が減っていくリスクがある

デイトレはお金が減るリスクのある仕事?

デイトレードを始めるにあたって、チャートの読み方や銘柄の選定方法など、色々勉強することがあると思います。その勉強時間に関しては趣味の範囲、と割り切ればそれはそれで良いかもしれません。ただ、デイトレードの場合、一日中パソコン画面(もしくはスマホ画面)と向き合う必要がありますよね。

その拘束された時間を労働時間と考えるならば、お金が減ってしまうリスクもあるので割に合わないと個人的には思うのです。最低賃金ラインのバイトや内職でさえも、働けば少なかろうがお金が手に入り、マイナスになることはありませんからね。

でも、うまくいったら普通に働くよりもはるかに稼げるでしょ。

普通に働くより、デイトレの方が気軽に始められるしハードルは低いかと。

こんな意見もあると思います。実際私もデイトレをしていた頃は、どこかゲーム感覚でやっていた部分もあり労働という感覚はありませんでした。ただ、基本的にザラ場中はパソコンにはりついていました。好きでやっているとはいえ、この時間って結構長いですよね。あれこれ時間を費やした分、ちゃんと利益が得られれば良いのですが、現実は甘くありません。

損をしたときに感じる虚しさ、絶望感の理由

繰り返しますが、デイトレは貴重な時間を削ってずっとパソコンに張り付いていたにもかかわらず、その対価どころか、損失を被ってしまうことが当然あります。初心者なら尚更です。

ちなみに私は大損の経験があるのですが、資産を増やしたり減らしたりを繰り返し、最終的にズドーンと損失を出した時には、今まで投資に費やした時間ってなんだったんだろう……と残ったのは虚しさのみでした。

失敗 株で大損!株式投資失敗体験談【私みたいになるな!】

通常仕事をして大変な思いをしたり、失敗したりしてもちゃんとお給料がもらえますよね。一方デイトレはこんなに頑張ったのに、お金もなくなってしまう、ダブルパンチです。だからこそ虚しさや絶望感が大きいのかもしれません。

もちろん、そんな経験を糧に、失敗を繰り返しながら、成功している方もいます。高い教科書代と割り切って、次回損失を取り戻す可能性に賭けるのもアリですが、大損して資金が少なくなっては退場せざるを得ないですよね。

コイケ

ギャンブル性が高く、知識や経験を活かしにくい

うまくいかないのは単なる勉強不足・経験不足なんじゃないかと思うかもしれませんが、デイトレは数分単位での値動きを予想しなければならないので、知識や経験というよりはもはやギャンブルの要素が強いです。

寄りからの値動きやローソク足などから、売り優勢・買い優勢というのは予測しやすいですが、それでも予想通りに動くとは限らないです。

専門家の方が、この銘柄は買いだ売りだと予想を立てますが、数日単位の短期売買ですら専門家でも予想通りにいかないことが結構あります。ですので、素人が数分単位で予測するなんていかに難しいかがおわかりいただけると思います。

ルール通りに取引することが難しい

エントリーポイント、利益確定・損切りラインを決めていたとします。でも感情がある以上、ルール通りに取引することが難しいです。

値動きを見ていると、利益確定は早くしてしまうくせに損切はなかなか勇気がいるのです。

大損しないように、ちゃんと逆指値設定すれば大丈夫でしょ

そうなんです、でも、うまくいっているとさらに欲を出し、損失を出すと一刻も早く取り戻したいと思ってしまう故、ルール通りに取引することは難しいのです。それから利益確定売りなど、暴落するときは一瞬で値が飛ぶなんてことはよくあることなので、ルールを決めていてもその通りに売買することは本当に難しいです。結果、資金が減っていき、退場となってしまいます。

なんとか取り戻したい!と思ってナンピンを繰り返して大損なんてことはよくあります。

コイケ

精神的にきつい

基本的に、株価が急落すると売りたくなり、暴騰すると買いたくなるものです。現在、機関投資家の売買はアルゴリズム取引といわれる高速の自動売買が多く、個人投資家を誘導するように値動きするので難易度が高いです。

それに毎日翻弄されるのは本当に辛く、神経がすり減っていくのを感じます。寿命短くなってるんじゃないの?と思うくらい。

うまくいかなかった時に冷静な状態を保つというのもなかなか難しいです。急落したから損切して空売りした後、暴騰される「往復ビンタ」をくらうと意気消沈してしまいます。余計な取引をせずじっとしていればよかった…と思うことが多々あるのです。

デイトレで生き残る確率は1割!?

情報源がわからないのですが、デイトレで生き残る確率は1割と言われています。

資金が大きく減ってしまうと存続不能になってしまいます。一度でも大きな損失をだしてしまうと退場せざるをえないので、割と当たっているのかもしれません。というわけで、これまで述べてきた退場者続出の理由をまとめました。

デイトレは甘くない理由まとめ
  • 時間を費やした割にはうまくいかない
  • 値動きに翻弄されて心が折れる
  • 取り戻そうとして冷静な判断ができない

スイングトレードか長期ほったらかし投資がおすすめ

デイトレは甘くない理由を分析して最適な投資方法を考える

というわけで、デイトレが退場者続出なのはなぜか、おわかりいただけたと思います。この理由を考えると、退場しないためのトレード法が、おぼろげながら浮かんできます…(しんじろうさん風)

退場しないためのトレード法
  • 時間に拘束されないトレードを選ぶ
  • ザラ場の値動きを見なくて良いトレードを選ぶ
  • 機械的なトレードを心がける
  • レバレッジはかけずに余裕資金でやる

上記条件を満たすことで、退場の確率がグッと下がります。個人的には数日単位のスイングトレードや、長期投資がおすすめです。

一括投資ほったらかしシミュレーション 一括投資ほったらかしシミュレーション【運用結果公開】

ただ、私はたくさんの経験を積み、知識も身につけたのですが、どうしても感情に左右されて機械的に取引できないです。向き不向きがあるようで、どうやら私はどうしても感情的になってしまいます。そんな方にはロボアドバイザーがおすすめです。入金したら、あとは勝手に最適なパフォーマンスになるように運用してくれます。

【毎月更新】ROBOPRO(ロボプロ)評判と実績【3年運用実績公開】

投資期間が長い方が予測しやすくチャンスがある

投資期間が長いと、テクニカル・ファンダメンタルズの両面から上向きなのか下向きなのかを予測しやすく、日々の値動きに翻弄されることもありません。予想に反して含み損を抱えても、しばらく待っていたら戻すチャンスもあります。

ただ、一方で景気動向に左右されてしまう部分があり、適時適切な損切も必要です。

余裕資金で投資することを心がけることで冷静な判断が可能になりますので、デイトレよりも長い期間で投資する方法の方がうまくいくと思いますよ!

コイケ