日経平均やNYダウに連動する株価指数CFDを取引する場合のオーバーナイト金利調整額は証券会社によって違います。どこの証券会社が有利なのでしょうか。
※当サイトには広告が含まれます
目次
CFDのオーバーナイト金利とは
CFDのオーバーナイト金利(金利調整額)を比較する前に、オーバーナイト金利とは何なのかをわかりやすく説明します。
コイケjr.
と、私も考えたりしたのですが、売りでも支払うケースもあり一筋縄ではいかないので、オーバーナイト金利狙いの保有はやめた方が良いでしょう。
というのも、オーバーナイト金利は各国の政策金利を基準としており、基本的には買いで「政策金利+CFD会社の上乗せ金利」、売りで「政策金利-CFD会社の上乗せ金利」となっていますが、適用金利の水準によっては売りでも支払いとなることもあり予想困難なのです。
買いでも売りでもかからないに越したことはありません…
CFDのオーバーナイト金利を比較!
では早速、CFD会社のオーバーナイト金利を比較してみましょう。オーバーナイト金利はCFD会社によって呼び方が違います。
GMOクリック証券 | IG証券 | DMM.com証券 | 楽天証券 | サクソバンク証券 | |
株価指数CFD(無期限) | かからない | ファンディングコスト | かからない | 金利相当額 | オーバーナイト金利 |
株価指数CFD(期限あり) | (取り扱いなし) | かからない | (取り扱いなし) | (取り扱いなし) | キャリングコスト |
結論から言えば、日経平均やNYダウなどの株価指数に連動するCFDを取引し、日をまたいで保有するならオーバーナイト金利のかからないGMOクリック証券を選びましょう。(DMM.com証券もかからないのですが、取り扱い銘柄が少ないのと、スプレッドの狭さではGMOクリック証券に劣ってしまいます。詳細は後半に記載しています)
GMOクリック証券株価指数CFDのオーバーナイト金利
GMOクリック証券なら、原資産が株価指数先物であるCFDの場合、日をまたいで保有したことによるコストがかかりません。原資産が株価指数先物であるCFD取扱銘柄は以下の通りです。
日本225、米国30、米国S500、米国NQ100、米国NQ100ミニ、上海A50、イギリス100、ドイツ40、ユーロ50、香港H
ただし、先物の限月乗り換えによる「価格調整額」が3か月に1回、もしくは毎月発生します。
価格調整額は、価格調整額発生日をまたいで保有しなければかかりません。
日本 アメリカ イギリス ドイツ ユーロ
上海 香港
こちらは他社のオーバーナイト金利同様、買いポジションか売りポジションで支払うのか受け取るかも変わってきます。どのくらい受け払いが発生するのかについてはこちらの記事に記載しました。
【関連記事】GMOクリック証券CFD価格調整額履歴
※上記は株価指数先物を原資産としたCFDです。GMOクリック証券では、ヨーロッパ、アジア、東南アジア、南米、アフリカ、オーストラリア等の株価指数ETFを原資産とするCFD、22種も取り扱っていますが、こちらは金利調整額がかかりますのでご注意ください。
IG証券株価指数CFDのオーバーナイト金利
IG証券の株価指数CFDの場合、期限ありのものに関してはオーバーナイト金利がかかりませんが、期限なしの場合はオーバーナイト金利がかかります。計算方法は下記の通りです。
株価指数の該当国の基準金利が2.5%未満の場合(日本など)、オーバーナイト金利は売りでもマイナスとなるので注意しましょう。
DMM.com証券株価指数CFDのオーバーナイト金利
DMM.com証券もGMOクリック証券同様株価指数CFDの場合、日をまたいで保有したことによるコストがかかりません。株価指数CFD取扱銘柄は以下の通りです。
日本225 米国NYダウ30 米国ナスダック100 米国S&P500 中国A50 イギリス100 ドイツ40 ユーロ50
ただし、GMOクリック証券同様こちらも1か月~3か月に1度、価格調整額がかかります。
楽天証券株価指数CFDのオーバーナイト金利
楽天証券株価指数CFDは、以下のようにオーバーナイト金利の具体的な金額が公式サイトに載っているので参考にしてみてください。
サクソバンク証券株価指数CFDのオーバーナイト金利
サクソバンク証券株価指数CFDの場合、「原資産がかかる通貨の代替金利指標(ARR)」を基準としてオーバーナイト金利の受払が発生します。
このようにCFD大手5社のオーバーナイト金利を比較すると、株価指数CFDをメインで取引するのであれば日々の持ち越しによるコストがかからないGMOクリック証券かDMM.com証券を選んでおけば間違いないでしょう。
株の信用取引でも保有コストがかかるというのに、保有によるコストが一切かからないというのがGMOクリック証券やDMM.com証券の株価指数CFD取引の魅力です!
保有コスト面ではこの2社が有利だということがわかりました。ではどちらを選んだらよいか2社を別の点で比較してみましょう。
GMOクリック証券とDMM.com証券CFDの比較
取り扱い銘柄の比較
株価指数先物を原資産とするCFDについてはGMOクリック証券は前半で紹介した13銘柄、DMM.com証券は8銘柄です。
比較してみると2社とも「日本、アメリカ、中国、イギリス、ドイツ、ユーロ」を取り扱っていますが、GMOクリック証券はナスダックミニという銘柄があり、ナスダックを取引する際にDMM.com証券での必要最低証拠金が170,000円程度なのに対して、その10分の1の17,000円程度から取引が可能(2023年現在)となっています。また、香港ハンセン指数等、今投資家の間で大注目の銘柄も取り扱っています。
全体の取り扱い銘柄数に関してはDMM.com証券が金・銀・原油等の商品CFD6銘柄も含め合計14銘柄であるのに対して、GMOクリック証券では株価指数ETFを原資産とするCFDや、アメリカや中国の個別銘柄を原資産とするもの、VIX指数等を原資産とするもの等、合計172銘柄も取り扱っており、取扱銘柄数はGMOクリック証券の圧勝と言えるでしょう。
スプレッドの比較
次に買い価格と売り価格の差であるスプレッドの比較ですが、この価格差が狭い方が有利に取引ができます。
スプレッドは変動するのですが、同時間帯の2社のスプレッドを比較してみました。
まずGMOクリック証券CFDのスプレッドです。
そして、DMM.com証券CFDのスプレッドです。
スプレッドの狭さに関してもGMOクリック証券の方が有利なのがお分かりいただけたでしょうか。スプレッドに関してはDMM.com証券だけでなく、その他証券会社と比較して圧倒的に有利に取引でるので、売買を繰り返しても利益を出しやすいのはGMOクリック証券となります。
取引時間の比較
まずはGMOクリック証券CFDの取引時間です。
続いてDMM.com証券CFDの取引時間です。
これもGMOクリック証券の方が取引時間が長く有利です。
特に日本225に関しては、現物の開始時間よりも早く取引できるのがCFDの魅力の1つでもあり、それを狙ったデイトレ手法も公開していますので参考にしてみてください。
関連記事:楽天225ダブルブルデイトレよりも稼げるCFDデイトレとは?【1日1000円】
口座開設審査基準の比較
続いてCFDの口座開設の際の審査基準についてです。CFD取引はリスクを伴う取引であるため、どの証券会社で口座開設をする場合でも、ある程度の経験が必要になります。
証拠金取引(FXなど):3か月以上
株式信用取引:1年以上
先物OP取引:1年以上
この程度の経験がないと、どのCFD会社でも口座開設審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまうので気を付けてください。
そして、審査基準に関してGMOクリック証券では金融資産が100万円以上あることという明確な審査基準があるのに対し、DMM.com証券は金融資産についての基準はありません。この点ではDMM.com証券の方が口座開設しやすいという点で優っています。
ただ、金融資産が100万円以上あることが条件ではあるものの、口座に100万円以上入金する必要はないです。
まとめ:CFDのオーバーナイト金利を比較して最も有利な証券会社は
CFDのオーバーナイト金利を比較して、最も有利な証券会社はGMOクリック証券です。
関連記事:GMOクリック証券必要証拠金シミュレーション【少額投資でもこんなに利益がでます】
どの証券会社も、そして信用取引でも、基本的に日をまたいで持ち越すとオーバーナイト金利のようなコストがかかってくるのに、それがかからない証券会社があるなんて正直驚きです。
スプレッドも最狭クラスですし、別に私はGMOクリック証券の社員でも何でもないのですが、こんなに投資家に有利に取引できるCFD取り扱い会社は他にないので口座開設しておくことをおすすめします。なお、口座開設はスマホがあれば5分くらいで完了し、郵送物のやりとりも一切必要ないので簡単です。
GMOクリック証券口座開設ページはこちら
GMOクリック証券公式サイトはこちら https://www.click-sec.com/