こんにちは。
銀行員は本当に資格試験が多すぎますよね。これ必要?と思ったり、実際あまり実務に役立たないものも結構あります。(というか役立たない方が多いかも…そんなこというなよ…)
でも、法人融資業務を行うにあたって、やはり銀行業務検定財務2級の知識はかなり役立ちました。というか財務の知識なくして決算書は読めないし、法人営業もできない気がするので、これはちゃんと勉強しておいた方が良いと思います。
とはいえ、仕事もそれなりに忙しくて、ちゃんと勉強する時間の余裕もないけど、なんとか効率よく合格する方法はないものか?と悩んでいる方も多数いらっしゃるかと思いますので、
育児しながらでもサクッと一発で合格できた最低限の勉強法を記録しておきたいと思います。
目次
簿記の知識の有無による勉強法の違い
昔って、銀行員は、経済学部出身の人が多かったようなんですが、今はそうでもないですよね。サクッと合格できたのにはカラクリがありまして、私は経済学部出身なので簿記3級の知識があるんですね。。。
「あ、なんだ、んじゃー状況が違うわ…」
と、思ったかもしれませんがお待ちください!
私の友人は法学部出身で、簿記の知識も一切ありませんがこのやりかたでサクッと合格できています。
簿記の知識がある場合の勉強グッズ
簿記の知識があるなら、勉強する際の参考書は銀検の問題解説集(過去問)のみで十分です。実際私も問題解説集のみで合格できています。問題を解きながら、疑問に思ったところを簿記の参考書などで調べる、という感じで足りると思います。
簿記の知識がない場合の勉強グッズ
一方で、簿記の知識がないならば、できれば簿記3級程度の基礎(仕訳など)くらいは他の参考書などで軽く頭に入れておいた方が理解が早くなるとは思うのですが、時間がなければ公式テキストと問題解説集(過去問)があれば良いと思います。
ちなみに勉強方法としては簿記の知識がなくても公式テキストからやるのではなく、最初から問題解説集に取り組みます。解説を見ながら問題を解いてみて、わからなければ公式テキストをやってみて、それでもわからなければ簿記の参考書などで基礎知識を頭に入れる、という方法です。意外と、問題解説集だけで理解できる問題も多いはずです。
効率の良い勉強法を模索する
出題頻度の高い問題から取り組む
勉強できる日数がもう3日しかない!なんて時、どうしますか?
出そうなところはどこかヤマをはりますよね。
それと同じように、まず出題頻度の高い問題から取り組んでいきます。
ただ、残念なことに、以前の問題解説集には、最初のページに「〇年〇月にこの分野からこんな問題がでた」みたいな一覧表があったのですが、今は公式テキストの方にのみ記載されています。とはいえ、問題解説集には各回の過去問が載っているので、各回の最初のページに出題された項目がまとまっています。少し面倒かもしれませんが、問題解説集しか持っていない場合は、これらから出題頻度の高い項目をピックアップすると良いです。
問題の型が決まっている
そして、出題傾向を分析していると、すべてではないものの問題の型がある程度決まっていることに気づくと思います。
・修正仕訳と貸借対照表・損益計算書
・連結貸借対照表・連結損益計算書
・生産性・収益性・安全性分析
・損益分岐点分析
・キャッシュフロー計算書
これらの項目からはほぼ必ずと言って良いくらい、しかも類問が多数出題されています。重点的にこの項目を勉強すれば、あとはプラスアルファで十分合格を目指せます。
究極の裏技
上記の項目については出題傾向が読めるのですが、その他の項目については、割と範囲も広ければ類問が無かったりしてヤマをはるのは難しいかもしれません。あとはひたすら過去問を解く以外に方法はないのですが…仕事して育児していたらそんなゆっくり勉強してる暇なんてありません!
でも…究極の裏技があります。
「直前対策講座」です
(これ、言ってもいいんですかね、いいですよね。)
そう、この直前対策講座に参加すると、実際に今回出題される問題に似たような問題がもらえます!(というかその問題に沿って授業が進みます。)
この問題欲しさに、最初だけ出席して帰っちゃう人もいます…
「お金出して合格を買う」な~んて言われてましたけど(笑)
ただ、2020年現在も実際の試験と似たような問題がでるかどうかはわかりません。
しかも、全く勉強せず、この問題だけやれば乗り切れるというわけではありません。最低限、上記で述べた出題頻度の高い問題には取り組んでおきましょう。
銀検財務2級は勉強しただけ報われる試験
銀検財務2級は、銀検シリーズのなかでも割と問題の型が決まっていて、公式に当てはめて計算するなど勉強をちゃんとすればその分報われる試験だと思います。
今回は効率よく合格させる方法について紹介しましたが、決算書を読み解くうえで重要なことも学べるので、受かるためだけに勉強するのではなく、今後の仕事にためにも、時間があるならばじっくり勉強してほしいと思います。