VIX指数って何?VIX指数の確認方法や買い時の目安が知りたいという方のために、VIX指数の詳細についてまとめました。チャンスさえ待てば安定的に稼ぎやすいVIX指数自体を取引する方法も解説しますので是非ご覧ください!
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目次
米国と日経平均株価のVIX指数(恐怖指数)の確認方法
VIX指数とは?
VIX指数とは、投資家の株式相場に対する心理状態を数値化したものです。相場の先行きに不透明感があればあるほど数値が高くなります。
株価が連日値下がりするとVIX指数は上がり、値上がりするとVIX指数は下がる、というイメージがあると思いますが、そんな単純なものではありません。VIX指数はS&P500指数先物オプション価格をもとに算出された「インプライドボラティリティ(将来の価格変動の見込み)」をベースに計算されています。
オプション取引とは、期限内に決まった価格で日経平均株価などの原資産を買う権利売る権利を売買する取引のことです。言葉で説明するとなんだか難しくわかりにくいですが、ものすごく簡単に言うと、投資家の株価予想合戦みたいな感じです。
将来値上がりまたは値下がりを予想する(もしくは変動率が大きいのか小さいのかを予想する)わけなのですが、取引する場合、買い手は売り手に「オプション価格」を支払います。権利行使できる可能性が高ければ高いほど「オプション価格」は高くなります。
コイケjr.
コイケ
VIX指数はそんなオプション価格に基づく将来の価格変動見込みから算出されているので、正に投資家の株式市場に対する心理状態を数値化したものとして精度が高く、投資家にとって注目度の高いかなり重要な指標なのです。
米国と日本のVIX指数(株価恐怖指数)の確認方法
そのリアルタイムでの確認方法は色々ありますがこちらがわかりやすいです。
https://nikkei225jp.com/data/vix.php
S&P500の他に、ナスダックや日本のものもあります。結局日本の株式市場を大きく動かしているのは海外投資家なのでとりあえず日本市場においてもVIX指数を注視していれば良いでしょう。
VIX指数から株価の買い時を判断する目安
ではこのVIX指数はどのように活用すれば良いのでしょうか。
こちらがVIX指数のチャートです。割合を表しているため0~100の範囲で動きますが、長期間で見てみると50を超えること、そして10を下回ることはほとんどありませんね。買い時の目安はこちらですので参考にしてください。
【20未満】 安定した状態(通常)
【20〜30未満】 先行きに対してやや不安あり
【30〜40未満】 暴落要警戒
【40以上】 株式市場はパニック状態、株式の買い場
最近は株式市場においてAIアルゴリズムによる取引が主流になり、ジェットコースターのような極端な株価変動が多くなっている気がします。乱高下はもちろん、上がりすぎ下がりすぎのような場面も結構あり個人投資家にとっては売り時買い時の判断が本当に難しい相場だと思います。
2023年春の日経平均株価上昇目途は予測できた!?
2023年の春はわずか2~3か月の間に日経平均株価が26000円程度から34000円近くまで値上がりしましたね。この大幅上昇を予測できた専門家はほとんどいませんでした。波に乗れたのなら良いのですが、「こんなにあがるわけない、暴落は近い」と売り向かって損失を抱えてしまった投資家も多いはずです。
ただ、VIX指数には全く暴落の兆候など出ておらず、VIX指数を見ていれば上値余地がまだまだあると判断できたのでした。
こちらが日経平均株価CFDのチャートです。
そしてこちらがVIX恐怖指数のチャート。3月13日にVIX恐怖指数は24.98まで上昇したものの、翌日から下げに転じました。そして、日経平均株価も3月13日の翌々日を大底にして34000円までジワジワと上昇を始めたのです。
コイケjr.
そうなんです。ただ、VIX指数の2022年1月や9月付近では、急激に20程度に下がったもののまたすぐに30近くまで大幅上昇をしてしまいました。こんなケースもあるので、VIX指数はあくまで目安であり上手に活用するのは難しいです。個人的には逆張り作戦に徹した方が良いのかなと思います。
コイケjr.
本来、VIX指数が上昇したら株価も下落していくわけですが、反転の目安として
40以上なら株の買い場、10に近づいてきたら株の売り場として活用するのが良いのかなと思います。
40以上や10付近になるチャンスは少ないですが、上値余地や下値余地が少ない段階で売買することで勝率を上げることができますよ。
VIX指数自体を取引して安定的に稼ぐ
また、VIX指数自体を取引して安定的に稼ぐことができます。VIX指数の可動域が小さいことに着目し、チャンスが来たら狙うというものです。
VIX指数CFD「米国VI」を売る
GMOクリック証券には米国VIというCFDがあり、4000円程度から取引ができます。
相場がずっとパニック状態にあることはないので、VIX指数が高止まりするということはありません。ということは、高まったところでVIX指数に連動する「米国VI」をうまく売ることができればほぼ確実に利益を狙うことができます。
コイケjr.
気になる保有コストですが、GMOクリック証券なら、日をまたぐことによるオーバーナイト金利のようなものがかかりません。ただ、月に1度価格調整額が発生します。
基本的には売りポジション保有で価格調整額を受取ることができます。VIX指数40を超えたあたりで売ることができれば価格調整額狙いの長期保有もできますね。
※売建玉の上限が100枚となっていますので注意ください。
関連記事:CFDを配当狙いで長期保有できる?
VIX指数CFD「米国VI」を買う
また、記事執筆中の現時点は歴史的低水準。数年に1度のこんなチャンスはまさに買うチャンス。買いで保有すると価格調整額がマイナスになってしまうので長期保有には向いていませんが、この水準なら価格調整に気を付けながら買い下がる戦略もアリです。
まとめ
繰り返しますが、VIX指数は40以上なら株の買い場、10に近づいてきたら株の売り場として活用するのがおすすめです。
また、株価は最悪0になってしまうリスクがありますが、VIX指数の変動域は0~100、実際には10~40の間を行ったり来たりしているので、VIX指数自体を取引することも安全に稼げる方法としておすすめです。4000円程度から取引できるGMOクリック証券の「米国VI」なら、売りポジションで価格調整額も受け取れて二重にオトク!私も日々VIX指数の売り時買い時を狙っていますよ!